【レポート】名古屋ツアー山田監督密着48時間!

名古屋での『天使突抜六丁目』がはじまる!ということで、1月20、21日と、山田監督が名古屋へ駆けつけて参りました!

20日から名古屋入りしたのは、21日からの上映開始に合わせて、公開前日に名古屋ビジュアルアーツさんで、山田監督の特別講義を開いていただくこととなった為です。

ということで、さっそく特別講義。

十代の若い学生さんを前に、これまでの自身の映画作家としての道程を物語る山田監督。この日のために用意したインディペンデント時代の作品ダイジェストを上映したり、麿飴を製作してくださった工場が名古屋にあるため、ゆかりの地ということで、山田監督作の麿飴ムービーの上映を織り交ぜたりしながら、自主制作、商業作品、シマフィルムという独特な場所での映画づくり…のあれこれを語りつくします。

質疑応答の時間でも、思いのほか積極的に質問が出て、それに誠実に応える山田監督。

講義終了!とともに、学生さんたちと共に記念撮影!
講義中の緊張感から一転、いきなり、やたら朗らかな空気に様変わり。

そして学生さんたちに見つめられながら、ポスターにサイン!
入筆と共に歓声と拍手が巻き起こります!

このサイン入りポスターが年々値打ちのあるものになるよう、我らも精進せねばと心に誓ったワンシーンでした。

今回、快くお招きいただき、学生さんたちとの接点を作っていただいた名古屋ビジュアルアーツの伊藤学科長さま、酒井先生、田中さん、片岡さん、ありがとうございました。

▼名古屋ビジュアルアーツさんの山田監督特別講義レポート

さて、これで本日の目標はクリアしてひと安心…というところでその夜、思わぬ組み合わせでの飲み会と相成りました。


右から、名古屋在住の映画作家・佐藤良祐くん・俳優の菊池均也さん・山田監督。

菊池均也さんは、山田監督の新作『×ゲーム2』(2012年春公開予定/ジョリーロジャー配給)に出演している俳優さんで、ちょうどこの時期、名古屋の御園座で小林幸子さんの公演に出演中で名古屋滞在中なのでした。『天使突抜六丁目』も応援してくださっていて、山田監督とも意気投合。一方の佐藤くんは、インディペンデント映画のつながりで今回山田監督とは初顔合わせながらも、どこか初めてではないような…、という、この日の名古屋だからこその組み合わせでの飲み会になりました。

こんな機会に恵まれるのも、いろいろな場所で上映していくことの醍醐味ですね。

*************

というわけで、明けて21日。
ついに『天使突抜六丁目』名古屋上映の初回を迎え、名古屋シネマテークさんへ参上。

ロビーには仁丹町名看板、イラストストーリーパネル、作品紹介記事などがどしっと展示されております。

独特の味わいのある名古屋シネマテークさんのロビー空間を堪能しながら、しづかに初日ご来場のお客さんとの対面を待つ山田監督。

「エンドロール入りました!」の声にすぐさま反応。そして舞台上へ。

作品をご覧になったばかりのお客さんに向けて、30分ほどのトーク。

本作の基底に貫かれる山田監督ならではの「労働」と「暴力」の追求、それが「日常」の感覚とダイレクトに結びついていることで哀切な叙情が生まれ、それを絵画的な構図の画面で紡がれるファンタジックな世界観の中で描くことで、生きてゆく限り逃れられない世界と、それでも「ここではないどこか」へ逃れようとする人の感情とのゆるやかなクロスオーバーとして本作があることなどが語られました。

近年手掛け続けるホラーなどの商業作品と、シマフィルムという独特な場所での表現や指針の違いなども、その場のお客さんに向けて語りかけ、あっという間に時間は過ぎてゆきました。

そしてトーク後にはロビーでサインをしたり、作品についての質問に答えたり、お客さんと直接交流。昨日の名古屋ビジュアルアーツの学生さんも来てくれて、今池の冬の雨夜は和やかな空気となりました。

名古屋シネマテークの仁藤さんはじめ、スタッフの皆さん、そして来場されたお客さんにも、とてもあたたかく迎えていただき、感謝感謝でありました。

2月3日まで、名古屋シネマテークでの『天使突抜六丁目』上映は続きます。
どうぞ皆さま、ご来場くださいませ。

▼詳しい上映情報はこちら

以上、名古屋ツアー山田監督密着48時間。
いかがでしたでしょうか。
実はこの後、番外編がございます。
誰にも要望されてはおりませんが、あるものはあるのです。
こうご期待。

_

カテゴリー: キャンペーン情報, ニュース パーマリンク

【レポート】名古屋ツアー山田監督密着48時間! への1件のフィードバック

  1. ピンバック: 【レポート】名古屋ツアー山田監督密着48時間!〜番外編〜 | 映画「天使突抜六丁目」の日々

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>